運命の人

shamanism2005-11-19

泣いた。
泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて泣いて。今、ティッシュで鼻をかみながら、家に帰ってきてからの泣くことしかしてない私を考えるとドリカムの歌詞みたいだなと思えて、ちょっと笑えた。かみすぎて真っ赤になった鼻の下の痛さが今の私には妙に気持ち良くて、またちょっと笑った。これもドリカムの歌詞みたい。なんだったかな?眼鏡越しの空とかいうやつ。あはは。陳腐だ。こうやって考えれるくらいやっと落ち着いてきたなと、もう客観的になってる私に苦笑しながら、新着メールを知らせるLEDの点滅したケイタイに手を伸ばした。三時間前に到着していたメール。差出人は四時間前に私を振った彼からだった。中身は見なくても察しがつく。告白嬉しかった、けど、君を友達、後輩以上にはやっぱり見れないんだ。っていうフォロー。四時間前に私は彼に告白して、顔つきが曇ったその瞬間に全てを悟ったんだ。彼の口から返答を聞くのが辛くて、やっぱ今の無し!っていつもの二人に戻ろうとしたけどやっぱダメで。顔が今に醜くなる予兆を感じた時には、彼に今日は調子悪いから帰りますね、とだけ言って、それまで手押ししていたチャリを猛然と漕いで家に帰った。四時間も泣いてたんだな。彼も迷ってメールしたんだろうなと思わせる、その一時間後に届いたメールは、読まずに消去した。そういうフォローをしてくれるような優しい彼が好きだったけど、その優しさでしかないであろうメールを送ってくることが今の私を傷つけるとは考えなかった彼にはもうさよならすることにしたのだ。受信ボックスから彼からのメールを消去したら五時間前のあいつからのメールが先頭に来た。『迷わず行けよ!振られたら俺がぶん殴ってやる!』なんてプロレスが好きなバカなあいつらしいメールが優しく響く。『迷わず行ったよ!ダメだった!』送信。 着信が来た。あいつからだ。「おい、ダメだったって。ダメだったのかよ?」「あはは。そうだよ。ダメだったよ。振られたよ。」「マジかよ!あの先輩今度あったらタダじゃおかねー。つーか、オマエ、声ガラガラじゃねえか。」「泣きに泣いたもんねー。声もそりゃ枯れるって話でさー。っていうか、暴力はダメっていつも言ってるでしょ?ダメだかんね。先輩殴ったりしたら。」「オマエがそう言うならなー。でも、あいつも見る目無いよな。」「は?」「だから見る目無いつってんの。」「何それ。それじゃあ、キミが私を好きみたいじゃないか。あはは。」「好きだよ。」「はあ?」「だから好きだって。」「えーちょっと待ってよ。私ら腐れ縁ってやつで男とか女とかそういうことじゃないでしょー。」「あー、オマエの今の台詞、一番聞きたくなかったよ。」電話は切られてしまった。嘘だろ。てことは、今まで一番優しくなかったのは私じゃないか。何にも知らずに先輩のこと相談して。先輩だけじゃない。その前もその前の前も。前彼とのノロケでさえ鈍感にも言ってしまって。あー。これは、真剣に考えなくては、いけない。そう、今まで、私が、無神経に、傷つけてきた、あいつのために。そう、誓った。


みたいな流れで今日はお願いしますね。運命の人プレーです。あなたの台詞台本はコレですんで。え?キミさぁ、こういう店初めて?抜くとか抜かないとかはもうどうでもいいんですよ!イメクラマニアをなめんじゃないよ!